国産車の多くは世界的に見ても
安全性が高いことが挙げられます。
安全な車に乗るということは
日々安心して暮らせるということになりますが、
どのような部分が、なぜ安全なのかを知ることで
車の所有者はより良い運転ができることと思います。
今回は、その中でもミニバンの
高級車と言われるアルファードの
安全性に焦点を当て、解説していきます。
アルファードの安全性を実証してみた
アルファードは、2020年5月に
予防安全性能評価ASV+++
(トリプルプラス)賞を受賞しています。
予防安全性能評価において2年連続で最高得点となり、
予防安全性能評価大賞を獲得しています。
ではそういった賞は
具体的にどんなことが優れていれば
獲得できるものなのでしょうか。
予防安全性能評価ASV+++(トリプルプラス)賞とは
予防安全性能評価ASV+++(トリプルプラス)賞は
独立行政法人自動車事故対策機構の
車の安全性に関する評価基準である、
自動車アセスメント(JNCAP)の項目の一つです。
つまり、団体が決めた厳しい
事故予防に関する項目に高い評価がついたということです。
試験は大きく分けて
「事故前」と「事故後」の2つの分野があります。
アルファードが獲得したこの賞は
「事故前」に該当する賞で、
近年自動車メーカーで
賞の獲得競争が激しくなっています。
近年CMなどを始めたことで
消費者の間で認知度が高まった自動ブレーキや、
衝撃被害軽減ブレーキなどの、歩行者と衝突する前に
事故を予防する目的のシステムが優れているのがアルファードです。
また、2018年の自動車アセスメント(JNCAP)において、
衝突安全性能評価でアルファードは
「ファイブスター賞」も獲得し、
「事故後」にも安全性があると証明されました。
自動車の安全性については、
道路運送車両法で、保安基準が設けられており、
自動車メーカーはそれぞれの
技術によって保安基準を確保しています。
アルファードは、トヨタの先進技術を駆使した
予防安全パッケージの
「Toyota Safety Sense」をはじめ、
運転中の視界の確保をアシストしたり
運転の操作をサポートしたりする
さまざまな安全性能が備わっています。
ただ、事故の予防に
サポートがあることは分かりましたが、
運転中の視界の確保をするサポートとは
一体どのような機能なのでしょうか?
アルファードの安全機能を公開
Toyota Safety Senseでは、
ミリ波レーダーと単眼カメラという
2つのセンサーを使っています。
ミリ波レーダーは歩行者を
検知できる距離が長く、
単眼カメラは物体の形や大きさを識別できます。
それらは歩行者などとの事故の回避や
衝突した際の被害の軽減につながり、
事故の発生を大幅に減らすことを助けます。
アルファードの安全性の評価をまとめてみた結果
これまでに述べた性能についてまとめると
・ブレーキを踏んだ時の衝撃被害軽減ブレーキ(急ブレーキで車体が傾かない)
・衝突後の衝撃の軽減
・ミリ波レーダーと単眼カメラによる歩行者の事前認知
があります。
その他、2018年の自動車アセスメント(JNCAP)の項目です、
高機能前照灯
夜間時にロービームとハイビームが自動で切り替わるか、
対向車へのロービームの照射範囲を可変制御するかの評価
ペダル踏み間違い時加速抑制
ブレーキとアクセルを踏み間違えたときに
衝突防止、または急発進や急加速を抑制するかをみる評価
の2点において同時に高い評価を獲得しています。
これを考えると、アルファードは「事故前」と「事故後」、
両方の項目において優れた車種だと言えます。
まとめ
・Toyota Safety Senseによる優れたサポートにより視界を確保できる
・「事故前」と「事故後」両方の項目において優れた車種と言える
先進国で、自動車づくりの発達した日本において、
競争率の高い賞を獲得できるアルファードは車の中でも
特に優れていると言えるでしょう。
今後自動車業界は、より運転のサポートを
厚くすることに注力するでしょう。
その中で、こういった情報を知っておくことは
安全な車を購入するための指標となるので
覚えておいてくださいね。